2012年 09月 09日
それ,どうなんです?-きっと今日も不眠症- |
今朝の新聞の記事ですが,魚は水中に溶けているカリウムが体内に取り込まれると上手にエラから排出する機能を持っているらしいですが,実はセシウムとカリウムは成分(構造?)が似ているらしく,だから福島の原発から大量に漏れ出た放射能を体内に溜めることなく排出できているということを,熱帯魚を使った実験で発見したらしいです。
ふーん,凄いです。どんな熱帯魚を使ったのかまでは記事に有りませんでしたが,ギャラリーにいる連中も,そんなスゴ技をもっているのでしょうか?今日はそんな魚たちに敬意を表して多めに餌をあげました(笑)。
ところで,水草に誠心誠意情熱と愛情を注いでレイアウトに取り組んでいるアクアリストさんの間では,よく栄養元素の話題になります。
例えば「過剰な窒素やリンはコケの発生や水草の枯死の原因だ。」とか「水草赤くしたけりゃとにかく鉄だ。」とか。
なるほど確かにその通り。ですが窒素,リン,カリウムは植物の三大栄養素と言われるほど重要ですし,このほかにも多量元素としてはカルシウムやマグネシウムが有ります。
また水草の生育にはそれ程必要とはしなけれど若干必要とされる微量元素には,鉄,銅,亜鉛の他にモリブデン,ホウ素や塩素なんてものまで有ったりします。
これらの栄養素が足りてるか不足しているか一目で判れば「常に最高の状態の水草が育てられるのにな。」といつも思うのですが,如何せんそんな都合の良いものはある訳も無く,養分のどれかを欠けさせてしまい,「あ,枯れた?」「ちぇ,コケた!」となってしまう訳です。
どなたか熱意と発想に富む方,「リービッヒ最小率の法則」を見える化する装置作りませんか。
昨日折角挿戻ししてスッキリしたのに撮り忘れた60cm流木。
で,もう一つの難問は,この栄養分は根から摂るのか葉から摂るのか。
ある人は水草と陸上植物との違いは,水中に溶けている養分を葉や茎から吸収しているからこそ,千切ってポイと浮かべておけば分化成長すると言います。
根っこはもっぱら草体の固定化と,底床の嫌気部分から鉄分などの養分を吸収する程度の役割と言う人もいます。
そうなると栄養素の与え方も液肥を中心にしなければ理屈に合わないように思うのですが,(店主だけかも知れませんが)固形栄養素が劇的に効果を発揮した場面は何度も見ているのに,液肥がそれと同じくらい威力を発揮したという記憶があまり有りません(液肥に全く効果が無いというのでは有りません)。
考えてみるとロタラやミリオ,ルドウィジアやハイグロなんかの有茎草は,茎の途中から不定根のような真っ白な根っこを生やしてるのを良く見ます。
そう思うと水草だってやっぱり植物ですから,根っこも結構活躍している気がするのですが・・・ あ,でもちょっと待てよ。
茎から根っこ生やしてるのは流水の強い場所のだったり,いい加減巨大化したのが多いような感じもする・・・これってしっかり草体を固定化したくて生やしてるってこと?
うーん,考え始めると不眠の泥沼にはまるんですよね~。
見上げてみた60cm流木。
【お知らせ】
近日中に水草を問屋さんに注文する予定です。取り寄せたい水草のある方は,鉛巻き1束,ポット1つでも構いませんので,是非メールやコメントでオーダーして下さい。
また,水槽水中の余分な養分を吸着するリバースシリーズの商品も,同様に注文する予定ですので,気になる商品・欲しい商品がある方も,是非この機会にオーダーして下さい。
オーダーの締め切りは9月10日と考えています。どうぞ宜しくお願いします。
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by bright-g
| 2012-09-09 22:26
| おさらい(学習)